台湾海巡署は10月31日、中国海警局の船舶「3102」が台湾の実効支配する東沙諸島周辺の制限水域に進入したと発表した。台湾側の巡視船「巡護7号」が退去を要求し、両船は最短1海里(約1.9キロ)まで接近した。海巡署の同日発表時点では対峙が続いており、退去時刻は示されていない。
海巡署東南沙分署によると、東沙指揮部は同日未明、東沙島北西方で、船舶自動識別装置(AIS)を作動させずに接近する3102を確認した。巡護7号を前方に配置し、午前4時ごろ、海警船が東沙島西方から制限水域に入ったことを把握した。
巡護7号は海警船と並走して監視し、中国語と英語の無線放送で繰り返し退去を求めた。海巡署によると、中国船は法執行のための巡視を実施していると述べ、周辺は中国の管轄海域だと主張した。
台湾側は、台湾と中国は互いに隷属しないとして反論し、無許可での進入は海域の秩序と安全を損なうと通告した。海巡署は、中国側が法執行を名目に管轄権の拡大を図っていると批判した。
海巡署が公表した2026年の東沙海域での中国海警船に対する退去措置は、今回までに13回、延べ16隻だった。
出典:台湾海巡署東南沙分署(2026年10月31日)、中央通信社
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