台湾・新竹県の地方選で買収捜査 峨眉郷で3人起訴、芎林郷で2人勾留

台湾の新竹地方検察署は11月6日、統一地方選を巡る新竹県内の別々の買収事件について、峨眉郷で村長候補ら3人を起訴し、芎林郷で郷民代表候補ら2人が勾留されたと発表した。峨眉郷では現金、芎林郷では現金とコメを有権者に渡して票を得ようとした疑いが持たれている。

峨眉郷では、徐姓の村長候補が7~8月、1票当たり3000台湾元の条件で、有権者11人に計8万7000台湾元を渡したと検察はみている。本人や家族が投票する際に、自分を支持するよう求めた疑いだ。運動員2人も、別の有権者4人に計6万3000台湾元を渡したとされる。

新竹地検は公職人員選挙罷免法違反などの罪で村長候補と運動員2人を起訴し、買収資金計15万台湾元の没収を新竹地裁に求めた。峨眉郷では別の村長候補を巡る買収事件についても3日に起訴が発表されており、6日に公表した徐姓候補の事件とは別件だ。

芎林郷の事件では、邱姓の郷民代表候補が4~10月、有権者に1袋約280台湾元相当の白米と現金500台湾元を毎月または不定期に渡して、投票を求めた疑いがある。捜査当局は4日に2カ所を捜索し、コメ5袋、現金1万7080台湾元、携帯電話、帳簿などを押収した。

地検は邱姓候補と謝姓の運動員を拘束し、有権者20人に事情を聴くため出頭を求めた。地検は証人との口裏合わせのおそれなどを理由に勾留を請求し、新竹地裁が5日に接見禁止付きの勾留を認めた。勾留の決定日は、地検が結果を公表した6日の前日に当たる。

聯合報によると、地検は6日、峨眉郷と芎林郷に加え、五峰郷の村長選を巡る別の捜査も公表した。五峰郷では、候補者の息子が父への投票を求めるため有権者9人を海釣りに招き、費用を負担した疑いがあり、検察が裁判所に勾留を請求したという。

同じ日に公表された各事件でも、捜査や裁判の進み方は異なる。芎林郷の捜査を伝えたTVBSによると、4日の捜索では新竹地検の指揮の下、警察と移民署が協力した。地検は、候補者らが渡したとされる現金とコメが投票の見返りだったかを調べている。

統一地方選の投票は11月28日に行われる。峨眉郷の事件では検察が捜査を終えて公訴を提起した一方、芎林郷で公表された司法措置は捜査段階の勾留で、罪の有無は裁判所の判断に委ねられる。

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(2026年11月6日)

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